エコノミークラス症候群とは?
エコノミークラス症候群という言葉はよく聞くようになっていますね。
エコノミークラス症候群とは、飛行機などの乗り物で長時間座っていた人に起こる、深部静脈血栓症に伴った急性肺動脈血栓塞栓症のことです。エコノミークラスのような狭い空間で海外旅行の場合なら長時間じっとしていなければならないので、このような名前がつけれたのです。
飛行機や車などの狭い座席に、長時間座っていることが原因で血行不良が起こり、脚の静脈に血栓(血の塊)ができ、この血液の固まりが、脚から肺に運ばれ肺動脈が詰まり、酸素を取り込めなくなってしまいます。飛行機だけでなく車などの乗り物、さらには劇場など長時間じっと座っていなければならないところで発生することが多いのです。
また、血栓は脳や心臓に移動して、脳卒中や心臓発作を起こすこともあります。血が固まったものが心臓や脳の血管で詰まるとこのような症状が発生してしまうのです。
飛行機のエコノミークラスの乗客からの発症が多く報告されているためこのように呼ばれていますが、座席のクラスに関係なく、また航空機以外の交通機関や劇場でも一定の姿勢のまま長時間動かなければ、同様の危険があるとされています。このような場所でもできるだけ足を伸ばしたり、体を伸ばしたりしましょう。飛行機などでは、機内で座ったままできる体操のビデオを放送してますので、それにあわせて体操するのもいいでしょう。
エコノミークラス症候群は、時間が長いほど起こりやすく、長時間のフライトの後、空港につくやいなや、倒れて死亡する、というショッキングな例も報告されてます。エコノミークラス症候群はバカにしてはいけません。
成田空港でも、軽症を含め、年間100~150件ぐらい発生しています。出張が多い方や旅行好きの方は気をつけておいたほうがいいでしょうね。